◆DNAが紐解く、日本人のルーツとは?


耳あかのタイプ決定する遺伝子を発見
http://www.jst.go.jp/kisoken/seika/zensen/12niikawa/
●個人化医療に応用へ
顔写真 新川 詔夫
(にいかわ のりお)
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 教授)
戦略的創造研究推進事業(CRESTタイプ)
研究領域「ゲノムと構造と機能」研究代表者
 1つの遺伝子のほんの僅かな違いによって、
 人間の耳あかが乾燥したタイプ(乾型)になるか、それとも湿ったタイプ(湿型)になるかが決まることを
 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の新川詔夫教授らの研究グループが発見しました。
 勿論、世界初の発見です。耳あかのタイプで薬の効き方が違ってくることも見つけています。
 耳あかから個人化医療(オーダーメード医療)の道が開けるかもしれません。
ねらいと背景
人間の耳あかには乾型と湿型の2つのタイプ
 人間の耳あかには、乾型と湿型の2つのタイプがあり、日本人は70~80%が乾型と言われています。
 しかし、欧州系やアフリカ系の人は、ほとんどが湿型で、乾型より湿型の方が優性であることが分かっています。
 ちなみに、人間以外の哺乳類の耳あかは、マウスとラットを除いてすべて湿型です。
 このため、最古の人類は湿型で、その子孫がある時点で突然変異を起こして乾型の人が生まれ、
 増えていったのではないかと考えられています。
 その突然変異が起こったのは、ロシアのバイカル湖のあたりで、2~3万年前と見られています。
 また、湿型の耳あかの人に腋臭症(えきしゅうしょう=わきが)が多いことも分かっています。
 脇の下には、粘液性の汗を分泌する汗腺(アポクリン汗腺)があり、湿型の人にこのアポクリン汗腺が多いことが多く、
 その分泌液が分解して臭いを発するからです。
 新川教授は、2002年に耳あかのタイプを決定する遺伝子が16番染色体の中にあることを見つけていますが、
 その時点では“在処(ありか)”が分かっただけで、その遺伝子が何であるかは不明でした。
 今回、その遺伝子が何であるかを特定し、そのどこが違うことで耳あかのタイプが決まるのかを見つけたのです。
図1 新川教授が調べた世界各地の人々の耳あかの乾型と湿型の割合
http://www.jst.go.jp/kisoken/seika/zensen/12niikawa/zu1.gif
 
◆ハプログループD (Y染色体) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハプログループD_(Y染色体)
ハプログループD (Y染色体)(ハプログループD (Yせんしょくたい)、英: Haplogroup D (Y-DNA))
分子人類学で用いられる、人類のY染色体ハプログループ(型集団)の分類で、
YAPと呼ばれる変異の型を持つもののうちの「M174」に定義されるものである。
 
◆世界では珍しいY染色体D系統が日本人に多いことは何を意味するのでしょうか
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1222663847
その意味するところは、日本では世界最古の土器や貝塚が発見されているように、
非常に古くから人々が暮らし、独自の文明を築いていたということです。
それは他に類型のない特殊な言語である「日本語」からもいえることです。
また、同じD系統であっても、チベットや東南アジアがD1とD3系統であるのに対して、
日本人のD系統はほぼ100%がD2系統です。
もちろん、同じD系統ですから近縁であることは間違いありませんが、
D2系統は世界の中で日本人にしか存在しない固有の系統です。

さらに大きな意味な持つのが、日本の近隣諸国にはY染色体D系統が存在しないこと、
そして現代の日本人にも、相当に高い頻度で残っていることです。
なぜそれが大きな意味を持つのかというと、たとえばBという民族がAという民族に支配されていたとします。
すると、後世のB族の子孫の遺伝子は、
母系のミトコンドリア遺伝子には大きな変化は見られないのに対して、
父系のY遺伝子は圧倒的にA族の系統が多くなってしまいます。
同時に、B族の言語もA族の言語になってしまうか、相当に強い影響を受けた言語に変化してしまいます。
つまり、Y染色体の遺伝子は、その民族の過去の支配者の歴史を証明するものなのです。

そこで日本人についていえることは、わたしがかつて学校で習ったように、必ずしも縄文人が渡来人に支配されたり、
南北に追いやられていたわけではないということです。
それを証明するのが日本本土にも42~56%存在するY遺伝子D系統(縄文系)です。
さらに、付け加えるなら、他に類型のない特殊な言語である「日本語」の存在もそれを証明しています。

即ち、渡来人=弥生人ではないということです。
後世の日本人が得意とするように、渡来の優れた文化を取り入れて発展したのが弥生時代であり、
弥生人とは、弥生化した縄文人と、母国の言語すら捨てて日本人に同化した渡来人のことなのです。

むろん、渡来人と縄文人の戦いがなかったわけではありませんが、時に激しく戦い合いながらも、いつしか同化してしまったのが今の本土日本人の祖先です。
しかし、日本語に渡来系の影響が見られないことからすると、渡来人は日本人として吸収されてしまったというべきなのかもしれません。
 
◆日本人の遺伝的系統がゲノム解析で判明。本州・四国・九州は縄文人と弥生系渡来人との混血(東大研究)
http://karapaia.com/archives/52106779.html
2012/11/04
日本人の成り立ちについてドイツ人医師のベルツは明治44年、身体的特徴の共通性からアイヌ琉球は同系統と指摘。
人類学者の埴原(はにはら)氏は平成3年に「二重構造説」を提唱し、
本州などでは弥生時代以降に中国や朝鮮半島からの渡来人と先住民の縄文人が混血したが、
アイヌ琉球は遠いため混血が少なく、縄文型の系統が残ったとした。
 0_e 今回の結果はこれらの仮説を高い精度で裏付けるもので、日本人の起源を探る上で貴重な成果という。
仮説はこれまでもミトコンドリアDNAの分析 ...
 
周辺諸国と日本人のDNAは全く違う。色濃く残る縄文人の性格 - 知的中間 ...
https://www.minsya.jp/2015/10/16/分かってきた日本人のルーツ-色濃く残る縄文人の性格/
2015/10/16 - ところが近年、DNAを調べる技術が高まり、現代の日本人と縄文人のつながりが明らかになってきました。
日本人のDNAは、韓国人やチャイニーズとは全く違う. 下の図は、Y染色体DNAの分布を示したものです。
日本にだけ、近隣諸国にはないY遺伝子D2系統の緑色が多いことがわかります。
 日本人のD系統は、ほぼ100%が世界でも稀な古代血統とされるY遺伝子D2系統を持ちます。
 同D系統は、チベットや中近東の人だけがこのDNAをもっています。
  日本人3集団(アイヌ、本土人、沖縄)は、 ...
 
◆日本人こそDの一族 世界的人気アニメワンピースからのメッセージ
https://ameblo.jp/bihatuikumou/entry-12095814109.html
https://youtu.be/g7W5ROXHDUY
2015/11/14
日本人のY染色体DNA
最近の遺伝子の研究によって、日本人の半分近くの遺伝子は、
中国系や韓国系とはまったく違うものであることが明らかになった。
中国や韓国と共通な部分も半分程度はある。
しかし、中国・韓国やアジアの諸民族には見られない特異な系統の遺伝子が、日本人には高確率で見られる。
その特異な遺伝子は、ユダヤ人のものに近縁かつ同祖である。
Y染色体のDNAには、塩基(遺伝子)配列の違いにより、さまざまな系統(ハプログループ)があることがわかっている。
 
◆DNAが紐解く、日本人のルーツとは? - ウガヤフキアエズ王朝実在論
https://ugaya.jimdo.com/2013/08/06/dnaが紐解く-日本人のルーツとは/
2013/08/06
天皇家が【R系列】だったからこそ、
【O1型】の秦氏陰陽師で有名な八咫烏たち)や、
【O2b型】の百済系の蘇我氏、あるいは古い土着民族の忌部氏藤原氏などをうまく使いこなしながら、
この国をまとめ上げてこれたのではないだろうか? ....
【縄文系】Y染色体=DE系統D、mtDNA=M7a、M10等
【弥生系】Y染色体=NO系統O、mtDNA=Z、N9a等であり、
「本土日本人と沖縄県民」は「縄文」と「弥生」との混血、「縄文」の「DE系統D」は他の東アジア集団には、
ほとんど見られないとも指摘されていました。