●日本のこどものうた 


◆おんまはみんな
投稿日:2018年1月30日 更新日:2018年3月8日
https://youtu.be/mjtp-1wXLfA
作詞:中山 知子 作曲:アメリカ民謡
どうして?の疑問は未解決。
こどもはわからないことがいっぱいなのです。
アメリカのメロディーに、日本の歌詞が加わりました。
シンコペーションの弾んだリズムと繰り返しが多いので、小さな子供達にも覚えやすく喜んで歌います。
音域も無理がありません。
 
歌詞の意味
1馬はみんなパッカパ走る
 どうしてなのか誰も知らない
 だけど 馬はみんなパッカパ走る
 おもしろいね
2子豚のしっぽはちょんぼりちょろり
 どうしてなのか誰も知らない
 だけど 子豚のしっぽはちょんぼりちょろり
 おもしろいね
さあ、この曲の疑問点は、何故「おうま」ではなく「おんま」なのか。
だれか知ってるかな? 誰も知らないかな?
本当の答えかわかりませんが、筆者ひまわりの推測です。

小さな子が「おうま」と言うのは、そもそも発音が難しいものです。
それをシンコペーションで短く「う」を言うのはとても至難の業。
馬のパッカパッカのリズムがこの曲のポイントですから、
リズムを崩さないように発音しやすい「おんま」にしたのではないかな、と思っています。
 
歌唱ポイント
上記にも書いたように、この曲のポイントはリズム。
「パッカパッカ」の馬が走るあのシンコペーションというリズムがポイントとなります。
リズムを楽しみ、歌詞を楽しんで歌いましょう。
 
手遊び・リトミック
両手をお膝の上に置き、パッカパッカのリズムでひざをたたきながら歌います。
「どうしてなのか誰も知らない」は、腕組みをして首を傾げます。
「おもしろいね」で好きなポーズをどうぞ。

2番は、両手の人差し指で、豚のしっぽを描いていきます。
「こぶたの」で左から一回転して右へ、「しっぽ」で右から一回転して左へ。
リズムに合わせて往復させていきます。
その他は上記と同じです。

年長さん位になると、スキップが上手にできるようになってきます。伴奏の速さに合わせながら、スキップをしてみましょう。
リトミック遊びが出来ますね。
馬や豚以外にも、動物で楽しい動きが出来ないか考えてみましょう。動きを言葉に置き換える、動いてやってみる。
様々な表現をふくらませていきましょう。
 
◆おうま
投稿日:2017年8月8日 更新日:2018年1月14日
https://youtu.be/FN1XU_64vYs?list=PLEYcoiLU0JZ9buU_2n0BCqzXwYu7IO3VF
作詞:林 柳波 作曲:松島 つね
馬の親子がいつも寄り添って歩く様子をうたっています。
ほのぼのと優しい気持ちになりますね。

昭和16年2月27日文部省発行「ウタノホン(上)」に掲載されました。
小学校(当時は国民学校と呼んだでいたそうです)の1年生用教科書です。
この時はじめて色刷り(今でいうカラー印刷)の教科書となりました。
 
歌詞の意味
馬の親子はとても仲良し
いつも一緒にぽっくりぽっくりと歩いている
お母さん馬はやさしいお母さん
仔馬を見ながらぽっくりぽっくりと歩いている
動物園や牧場などで、馬を見たことはありますか?
馬の親子を見れる機会があったら、親子がどのように寄り添っているか注目してみてみましょう。
 
歌唱ポイント
仔馬がゆっくり歩くスピードなので、あまり急がないようのんびりと一定の速さで歌いましょう。
優しい母さんをイメージして、穏やかな優しい声で歌いましょう。
 
◆海
投稿日:2017年7月15日 更新日:2018年1月14日
https://youtu.be/cycXDPu1H6I
作詞:文部省唱歌 作曲:文部省唱歌
「松原遠く」から歌い出すほうの海です。

朝と夜の日本の海の風景を歌っています。
 
歌詞の意味
遠くまで続く松林の先に
白い帆の船が浮かんでいる
浜辺では漁の網が高い場所に干され
カモメは低めに海面の近くを飛んでいる
見てごらん 昼の海の風景を
見てごらん 昼の海の風景を
山のような形の島が闇の中に見えるあたりに
漁火の光が淡く見えている
夜の波は岸に穏やかに打ち寄せ
海の風は軽く 砂を吹いている
見てごらん 夜の海の風景を
見てごらん 夜の海の風景を
1913年(大正2年)に発行された『尋常小学唱歌 第五学年用』に掲載されました。5年生用だからでしょうか、歌詞が難しいです。
「松原遠く 消ゆるところ」が歌い出しの『海(うみ)』は、作詞・作曲者不詳の童謡・唱歌。1913年(大将2年)発表。
歌詞の「闇に著(しる)き」とは、夜の暗い闇の中でも形がはっきりと分かる様子を意味している。
また「いさご」とは、ごく細かい石、砂を意味する。砂子とも表記される。
 
【歌詞】 海
1松原遠く消ゆるところ
 白帆(しらほ)の影は浮かぶ
 干網(ほしあみ)浜に高くして
 かもめは低く波に飛ぶ
 見よ昼の海
 見よ昼の海

2島山闇に著(しる)きあたり
 漁火(いさりび)光り淡し
 寄る波岸に緩くして
 浦風軽(かろ)く沙(いさご)吹く
 見よ夜の海
 見よ夜の海
 
「松原」とは
松の林が広がっている様を表します。日本海側などは特に海側からの風が強いために、砂が平野部まで飛ばされてしまい、
人々の生活に砂の被害が起こったり作物に海からの砂の塩分が入り枯らしてしまうこともあります。
その砂の害を防ぐために、古くから海岸沿いにはたくさんの松が植えられているのです。
針葉樹林である松は、寒さにも強く葉が落ちないので、一年中人々を守ってくれているのです。
 
「漁火(いさりび)」とは
光に集まる魚などを捕まえるために、船の上で火を焚きます。
イカ釣り漁船など夜に沢山の電気を光らせて海に出ていますが、昔はタイマツだったのでしょう。
 
歌唱ポイント
昼と夜の風景の違いを歌いわけます。
また、かすれるほどに遠くなのか、手が届くほど手前なのかもイメージしながら歌うと良いですね。
(これはムズカシイ・・・)
 
◆うみ
投稿日:2017年7月9日 更新日:2018年1月14日
https://youtu.be/tfXFRQGAI6E
作詞:林 柳波 作曲:井上 武士
うみはひろいなおおきいな♪で始まる、海の壮大さを幼心に歌った曲です。
昭和16年文部省から発行された『ウタノホン(上)』にて発表された文部省唱歌です。
海をテーマにした唱歌といえば、同じく文部省唱歌の『われは海の子』、
「松原遠く消ゆるところ」の歌い出しで親しまれている同タイトルの『海』などが思い出される。
 
歌詞の意味
海は広くて大きいなあ
月は海から登り、太陽は海に沈む
海の波は大きくて青い
この揺れはどこまで続いているのだろうか
海に浮かばせたお船にのって
外国に行ってみたいなあ
この曲の歌詞は、不思議に感じる箇所があるかと思います。
 
【歌詞】 海
海は広いな 大きいな
月がのぼるし 日が沈む

海は大波 青い波
ゆれてどこまで続くやら

海にお舟を浮かばして
行ってみたいな よその国
 
「月は登るし日は沈む」
日が沈んでから月が見えるのに?と不思議に感じる方もいるかと思いますが・・・
よくよく考えてみると、月は日中でも空にみえますよね。

「海にお船を浮かばせて」
お船を浮かばせて遊んでいる子供が、このオモチャの船と遠くに見える本物の船を重ねて想像しているのでしょうね。

歌唱ポイント
波をイメージした3拍子のリズムに乗って歌いましょう。

 
◆うれしいひなまつり
投稿日:2017年2月27日 更新日:2018年2月4日
https://youtu.be/WUbjfHoAQxI
作詞:サトーハチロー 作曲:河村 直則

3月3日桃の節句。女の子の成長を祝う行事です。
ひな人形を飾ってお祝いします。
昭和11年1月に作曲。各社からレコードが発売され、日本中に広まりました。
現在でもひな祭りの季節には欠かせない曲として歌い継がれています。
 
歌詞の意味
ぼんぼりに明かりをつけましょう
桃のお花を飾りましょう
五人囃子が笛や太鼓を演奏している
今日は楽しいひな祭り
お内裏様とお雛様が
横に並んですましている
嫁に行ったお姉さんと
官女の白い顔がよく似ている
金色の屏風に雪洞の火が映って
春の風が吹いて光が少し揺れている
少し日本酒をを飲んだのだろうか
右大臣の顔が赤くなっている
着物に着替えて帯を締めて
今日は私が主役なの
春の心地よいこの日に
とても嬉しい ひな祭り
嫁入りの行列や会食の姿 

歌詞:うれしいひなまつり
あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり

お内裏様(だいりさま)と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔

金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣

着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり

雛祭り(ひなまつり)は、女の子のすこやかな成長を祈る年中行事。
旧暦では桃の花が咲く季節にあたるため桃の節句とも呼ばれる。

男雛と女雛を中心とする人形を飾り、桃の花を飾って、菱餅、雛あられ、白酒などの飲食を楽しむ節句祭り。

男雛を「お内裏様」、女雛を「お雛様」と呼び、三人官女以下のその他大勢の随臣、従者人形を「共揃い」という。

菱餅(ひしもち)の色の意味は?
菱餅(ひしもち)の赤は先祖を尊び、厄を祓い、健康を祝うため(昔は解毒作用のある山梔子で赤味をつけた)、
同時に桃の花を表す。白い餅は清らかさと残雪を表し、緑の草餅は新芽と若草を表す。
雛段飾りに登場しているものは、全て、嫁入りの時の様子だそうです。
公家のお偉いさんの所では、このように豪華な嫁入りが行われていたのでしょうね。

お雛様は、お嫁さん。お内裏様は旦那さんですね。

牛の引っ張る車「牛車」の中に入って、嫁に行く家まで移動します。その時には嫁入り道具として、様々な家具も運びます。
それも大きな雛段飾りには、下の方に飾ってありますよね。会食で使うお膳もありますね。
 
歌詞に出てくる人形はどこに飾られてるものか
歌詞に出てくるのは、全て雛段飾りに登場するものです。
最近では大きな7段飾りが飾れる住宅事情ではなくなり、親王飾りや2段飾りなのコンパクトなものでお祝いする傾向があります。

官女は3人官女のことですね。
お酒を飲んで顔を赤くする右大臣は、右にいるおひげの老人ではなく、向かって左側の若い男性の方です。

この曲に出てくる登場人物たちをひな壇かざりのどこにあるのか画像を作ってみました。
https://i0.wp.com/douyou-shouka.himawari-song.com/wp-content/uploads/2017/02/9be8954b6b2ca88058ed60ea309a1120.png?w=618&ssl=1

お子さんと歌いながら、どのことをさしているのか教えてあげてくださいね。
 
歌唱ポイント
ヨナ抜き音階と言われる日本独特の音階で構成されています。
音が上下に動き、とても音程を取るのが難しいのです。
(ひまわりの歌っている音源も、どうしても不安定になっちゃってゴメンナサイ・・・・。未熟者デス。)

小さな女の子がお着物を着ておすまししている姿を想像しながら、ほほえましく歌いましょう。

雛段飾りは昔の「嫁入り」の姿だった
3月3日のひな祭りが終わると、すぐに片づけをします。そうしないとお嫁に行くのが遅くなると言われています。
おまじない的な意味合いだったという説と、時期的な飾りをいつまでも放置するような女は、
嫁の貰い手がないという説がありますね。

昔は女の幸せは、はやく良いところへ嫁に行く事でした。 「結納」という儀式があるのをご存知でしょうか。
(今は少なくなってきたかな)
結納とは、悪い言い方をすれば人身売買の儀式。
娘の身を相手の家に置き、その代わりに沢山の身代金(結納金)と交換するのです。
今は相手を恋愛をして当人同士で決めますが、昔は嫁入り先は親が決めたそうです。

どれだけお金持ちの家へお嫁に行くのかを近所に知らせるため(力関係を示すため)の嫁入りの儀式だったのです。
 
◆おかあさん
投稿日:2016年10月18日 更新日:2018年1月13日
https://youtu.be/ZFK86NKNX7o
作詞:田中 ナナ 作曲:中田 喜直

ほのぼのとしたひと時。
子供と母親とのかけあいを楽しみましょう。
 歌詞の意味
子:おかあさん?
母:なあに?
子:おかあさんって、いい匂いだね
母:洗濯をしていたにおいでしょう 石鹸のにおいでしょう
子:おかあさん?
母:なあに?
子:おかあさんって、いいにおいだね
母:お料理をしていたにおいでしょう 卵焼きのにおいでしょう
生活のほんの1コマです。とってもほのぼのしています。
このころは、洗濯も洗濯板でゴシゴシやってた時代でしょうか。家事一つ一つが大変な時代でしたね。
今は洗濯機がやってくれるので、「しゃぼん(石鹸)」はしないかもですね。柔軟剤のにおいでしょ~♪
 
歌唱ポイント
子供と母親の2役での掛け合いです。
無垢な子供と、やさしさで包み込む母親をうたいわけましょう。
 
◆こおろぎ
投稿日:2017年9月19日 更新日:2018年1月14日
https://youtu.be/1UyDVeZd8ZA
作詞:関根 栄一 作曲:芥川 也寸志

こおろぎの鳴き声を繰り返すかわいい曲です。
小さなお子様でもあっという間に覚えられますよ
 
歌詞の意味
こおろぎが草の中で
ちろちろりん ころころりん と鳴いてるよ
お兄さんがちろちろりんと歌ってるよ
弟はころころりんと歌っているよ
草の中で 優しくちろちろりん
かわいくころころりん と歌っているよ
あれマツムシが鳴いてる~♪ではじまる唱歌「虫のこえ」が、秋の虫の曲としてとても有名ですが、
こんなかわいらしい曲もありますので、是非覚えてくださいね。
ちろちろりん、ころころりん♪と繰り返していると、とても心がほんわかします。

小さい子供たちが一生懸命歌う姿は、本当にかわいいですよ。
是非親子で覚えてください。
幼稚園の先生・保育園の先生、ぜひこの曲も教えてあげてくださいね。

歌唱ポイント
怒鳴ったりせず、優しい声でかわいらしく歌いましょう。

こおろぎってどんな虫?
 
コオロギの種類
エンマコオロギ、
カマドコオロギ、
クマコオロギ、
タンボコオロギ、
ハネナシコオロギ、
ヒメコオロギ、
フタホシコオロギ、
ミツカドコオロギ・・・

日本で一番多い種類が、エンマコオロギのようです。この写真もエンマコオロギくんです。
https://i0.wp.com/douyou-shouka.himawari-song.com/wp-content/uploads/2017/09/b7fb2b86899d8f78775a58cc64e5c673.jpg?w=489&ssl=1
コオロギはオスだけ鳴く
オスとメス、鳴くのはオスだけのようです。
たてがみの大きなライオンや、おおきく羽を広げるクジャクも、オスだけの特権。

「僕はとても魅力的なんだぞおおお~~~~♪」 と歌っているのね。
その声を聴いたメスが、どのオスと結婚するかを選ぶのでしょう。
なるほど、この曲に出てくるのは「兄さん」と「弟」。男だけですね。

こおろぎが出てくるおすすめ絵本 
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◆かたつむり
投稿日:2017年8月24日 更新日:2018年1月14日
https://youtu.be/vJ7TOqchdqo
作詞:文部省唱歌 作曲:文部省唱歌
雨の日にかたつむりを見つけたら観察しましょう
だんだんと頭や目が出てきますよ

歌詞の意味
かたつむりの頭はどこにあるのだろう
角を出せ 槍を出せ 頭を出せ
かたつむりの目玉はどこにあるのだろう
角を出せ 槍を出せ 目玉を出せ
明治44年発行の「尋常小学校唱歌(一)」に掲載されました。
かたつむりの不思議な姿を、じーっと待ちながら見る子供たちのドキドキわくわくが伝わってきますね。
 
手遊び歌用の動き
片手をチョキにして、グーの手をチョキの上にのせます。
ほら、かたつむりの出来上がり。
手で作ったかたつむりを歩かせるようにしたら、歌い出します。おまえの → 周りを指さし、
頭はどこにある → 頭を押さえ
つのだせ やりだせ →片手ずつ頭からにょきっと飛び出すように上をさし
あたまだせ → 両手で頭を押さえてから、両手を上げる
めだまだせ → 両手でメガネをつくり、顔の前にびよよよよ~~んと言いながら跳び出させると、
    子供たちにオオウケです。
とても簡単なので、小さな子にも沢山手遊びしながら歌ってあげてください。
 
歌唱ポイント
こんなに小さな子にも広まっている歌ですが、実は音域が広いのです。

「つのだせ」の所が一番難しいのですが、角を勢いよく出すように、高い音も空をめがけて出してみてください。
 
かたつむりって、どんな生き物?
https://i0.wp.com/douyou-shouka.himawari-song.com/wp-content/uploads/2017/08/yjimageYULWAAGM.jpg?resize=259%2C195
https://i1.wp.com/douyou-shouka.himawari-song.com/wp-content/uploads/2017/08/yjimageL2H6CHQA.jpg?resize=259%2C194
これが、かたつむり。見たことありますか?

渦を巻いたカラの中に体が入っていて、
移動するときには身体が出てきて、頭が出てきて、目もにゅ~~~っと出てきて、ゆっくりゆっくり動きます。

動いた後にはヌルヌルとした液体が付いています。

貝の仲間で、ナメクジの親戚
巻貝なんですって。海水浴に行くと、岩に小さな巻貝がついていたり、
川にはタニシがいたりしますが、その巻貝の仲間で陸上で暮らすものがかたつむりなのです。

ナメクジは昔は貝がありました。でも進化をしていく中で、必要性がなくなった貝を退化させてあの姿なのだとか。
身を守るの貝を使うんじゃないかと思うのですが・・・必要ないと思ったかたつむりがいたってことですよね。
 
驚きの生体
https://i2.wp.com/douyou-shouka.himawari-song.com/wp-content/uploads/2017/08/2b05d738b4d9a251904dc3e60642c045-1.png?w=496&ssl=1
かたつむりには、ツノとよばれる触覚は、大小2本ずつ、合計4本あります。
触覚とは、さわった感触を感じるものなので、とても敏感です。周りの障害物などを感じ取っています。
上にある長い方は「大触覚」と呼び、光を感じることができます。
目として景色が見えるわけではありませんが、明るいか暗いかはわかるのです。人間の目の役割と似ています。
短い方は「小触覚」と呼び、においを感じることができます。人間の鼻の役割ですね。

かたつむりの口には、細かいザラザラした歯が沢山並んでいます。細かい歯で、葉っぱの表面を削りながら食べます。
ガラスにかたつむりを乗せて、裏側から見てみましょう。口の動きが良く見えますよ。

かたつむりは、いつもヌルヌルしています。
水の中で暮らす貝の仲間なので、陸上にいたとしても常に濡れていなければなりません。
体の表面のヌルヌルも、乾燥を防ぐためのクリームの役割になっています。

カラの中には肺や心臓など大事な内蔵があり、乾燥するのをカラで守っています。
乾燥を防ぐために、『エピフラム』とよばれる膜をカラの入口にはってふたをして、乾燥を防ぎます。
このエピフラムのおかげで、壁や葉などにくっつくことが出来ます。
 
オス・メスの区別がない
人間も動物も,花も魚も鳥も虫も、「オス」と「メス」があるのが普通です。
しかし、カタツムリは、オスとメスの区別がありません。
カタツムリの体の中に、オスとしての機能とメスとしての機能両方あるのです。

ですので、結婚相手を探すのは誰でもいいようです。
(カタツムリでも、好みってのはあるかもしれないですが、オスとメスのペアじゃなくても良いという意味です。バイセクシャル?)
身体にオス機能もメス機能も両方もっているって事は、あかちゃんも勝手に出来るの?と思ってしまいますが、
カタツムリ一匹では子供は授からないので、やはり結婚相手は必要のようですよ。
 
かたつむりの本名は「マイマイ
かたつむり、と呼ぶのは日本のみ。でんでんむし と呼ぶのも、日本のみ。

本当の名前は、マイマイといいます。よろしくね。
マイマイにはたくさんの種類があって、セトウチマイマイ・ツヤミジンマイマイなど○○マイマイという
名前が正式な名前のようです。

『カタツムリ』は「笠つぶり」が由来という説があります。
つぶりとは巻貝を意味する言葉で、傘を差すような雨の日にいる巻貝のことだと思われます。

『でんでんむし』はこどもたちが「でろでろ!」とはやし立てている姿から名付けられたとか。
 
意外に色々食べる
カタツムリは濡れていないと生きられないので、雨の日に活動します。
梅雨の時期には「アジサイの葉」の裏にて見つかることが多いです。アジサイの葉が好きなのかな。

でも実は、意外と色々なものを食べるようです。

生の葉
枯れ葉
菌類(キノコ・カビなど)
ミミズ
他のカタツムリ
コンクリート
新聞紙
ええ?コンクリート?? ちょっとびっくり。でも実際には、コンクリートの表面に生えた藻を食べているらしいです。

カタツムリの糞は、食べたものの色で出てきます。
夏休みの自由研究にもいいかもしれませんね。

実際、筆者が小学生の時に、3年間連続でカタツムリの研究をしました。
新聞紙の他に、緑の折り紙、赤い折り紙、白い紙にクレヨンで葉っぱを書いたもの・・・
どれを食べてどんなウンチをするかな?

是非やってみてください。

 
◆かごめかごめ
投稿日:2017年8月9日 更新日:2018年1月14日
https://youtu.be/D_4ubKBO-oE
作詞:不詳 作曲:不詳 編曲:中田 喜直
子供たちが手をつないで輪になりうたいながら遊びます。

いまでも伝承しながら遊び継がれています。

歌詞の意味
囲め囲め
籠の中の鳥は
いつ出られるのだろうか
夜明けの夜に
鶴と亀とすべった
後ろの正面は誰だろう?
 江戸時代あたりから歌い継がれているらしいわらべうたです。
 手をつないで中央の子を囲み、ぐるぐる回りながら歌います。
 歌詞は若干奇妙な感じがしませんか?
 
かごめかごめの遊び方
1複数人で遊びます。
2一人鬼役を決めて、目隠し又は手で顔を隠してしゃがみます。
鬼の周りを手をつないで、歌いながらぐるぐると回っていきます。
「♪後ろの正面だあれ」で周囲の子はその場にしゃがみます。
歌詞の意味
囲め囲め
籠の中の鳥は
いつ出られるのだろうか
夜明けの夜に
鶴と亀とすべった
後ろの正面は誰だろう?
江戸時代あたりから歌い継がれているらしいわらべうたです。
手をつないで中央の子を囲み、ぐるぐる回りながら歌います。
歌詞は若干奇妙な感じがしませんか?

かごめかごめの遊び方
1複数人で遊びます。
2一人鬼役を決めて、目隠し又は手で顔を隠してしゃがみます。
3鬼の周りを手をつないで、歌いながらぐるぐると回っていきます。
4「♪後ろの正面だあれ」で周囲の子はその場にしゃがみます。
5鬼役は、目隠し(又は目を閉じたまま)自分の真後ろにいる子を、見ることなく触ったり声を聞いたりしながら誰なのかを当てます。
6当たったら鬼交代。
7当たらなければ、再度鬼役になります。
あくまでも筆者ひまわりが行ってきた遊び方であり、地域や時代によって変化していくものなので正解はありません。

家族や近所のお年寄りから、遊び方を聞きながら遊んでみてくださいね。

この「かごめかごめ」の歌詞は、意味がよくわからず奇妙な感じがしますよね。わらべうたは古くから歌い継がれていますが、歌詞には実はこんな意味があるようなのです。
→わらべうた『かごめかごめ』の怖い裏話4選
かなり怖いですので、大人の人だけ読んでください。鬼役は、目隠し(又は目を閉じたまま)自分の真後ろにいる子を、見ることなく触ったり声を聞いたりしながら誰なのかを当てます。
4当たったら鬼交代。
5当たらなければ、再度鬼役になります。
あくまでも筆者ひまわりが行ってきた遊び方であり、地域や時代によって変化していくものなので正解はありません。

家族や近所のお年寄りから、遊び方を聞きながら遊んでみてくださいね。

この「かごめかごめ」の歌詞は、意味がよくわからず奇妙な感じがしますよね。
わらべうたは古くから歌い継がれていますが、歌詞には実はこんな意味があるようなのです。
→わらべうた『かごめかごめ』の怖い裏話4選
https://douyou-shouka.himawari-song.com/kowai-kagome/
かなり怖いですので、大人の人だけ読んでください。
 
◆かわいいかくれんぼ
投稿日:2017年3月5日 更新日:2018年1月14日
https://youtu.be/Io2BLuZ885Y
作詞:サトウハチロー 作曲:中田 喜直
一生懸命にかくれんぼしても、すぐに見つかっちゃう。
とてもほほえましい歌ですね。
 
歌詞の意味
1ひよこがね 庭でぴょこぴょこ歩いて かくれんぼをしているよ
 どんなに上手に隠れたつもりでも 黄色い足が見えているよ 誰から見つかっちゃうかな
2すずめがね 屋根の上で ちょんちょん飛びながら かくれんぼをしているよ
 どんなに上手に隠れたつもりでも 茶色い頭の部分が見えているよ 誰から見つかっちゃうかな
3子犬がね 野原で よちよち歩きながら かくれんぼをしているよ
 どんなに上手に隠れたつもりでも かわいいしっぽが見えているよ 誰から見つかっちゃうかな
 
ひよこ、すずめ、子犬が出てきますが、みんな子供でしょう。
動きの音が「ぴょこぴょこ」「ちょんちょん」「よちよち」とかわいらしく、想像するたびに頬が緩みます。
 
歌唱ポイント
かわいらしく、あたたかい気持ちで歌いましょう。
リズムも軽やかに、声も軽やかに。
 
◆ことりのうた
投稿日:2016年10月18日 更新日:2018年1月13日
https://youtu.be/l0COf43t87U
作詞:与田 準一 作曲:芥川 也寸志

5月に愛鳥週間があり、幼稚園や保育園では5月によく歌われています。
鳥たちの繁殖時期というのもあるのでしょう。
このころはたくさんの鳥の鳴き声が聞こえる時期ですね。
小鳥の鳴き声を聞いた子供が、感じたことをそのまま歌になっているようです。

歌詞の意味
小鳥はとても歌が好きなのね
母さんを呼ぶときも歌って呼んでいる
ピピピピピ…
小鳥はとても歌が好きなのね
父さんを呼ぶときも歌って呼んでいる
ピピピピピ…
・・・歌詞そのままですね。小鳥の声を聴いた子供がつぶやいた言葉が曲になったのでしょう。素直な歌詞に癒されます。

歌唱ポイント
シンコペーションのリズムに乗りながら軽やかに歌いましょう。

音程を正しく取るのが難しい曲ですが丁寧に。

ぴぴぴぴぴ ちちちちち は、ついばむようにかわいらしく。