◆せん妄と認知症


◆せん妄 | 健康長寿ネット - 公益財団法人 長寿科学振興財団
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/senmou.html
せん妄
 せん妄とは、時間や場所が急にわからなくなる見当識障害から始まる場合が多く、注意力や思考力が低下して様々な
 症状を引き起こします。通常は継続しても数日間ですが、まれに数ヵ月間続く場合もあり、
 的確な処置が行えないと昏睡や死に至ることもあります。
 1日の中でも症状の強弱があり、夕方に悪化する傾向がみられます。
  
せん妄の症状
 せん妄の症状には、表1のとおり睡眠障害、幻覚・妄想、見当識傷害、情動・気分の障害、神経症状があります。
表1:せん妄の症状
1.睡眠-覚醒リズムの障害 
不眠、生活のリズムの昼夜逆転、覚醒している時は半分眠っているような、
寝ぼけた状態となり、睡眠中は落ち着きがなく良く動きます
2.幻覚・妄想 
実際にはいない虫・蛇などの小動物や人が見える幻視や恐ろしい幻覚、
記憶や経験を本来の出来事とは違って解釈してしまう妄想などがみられます
3.見当識・記憶障害 
現在の時間や場所が急にわからなくなることや最近のことを思い出せなくなります
4.情動・気分の障害 
イライラ、錯乱、興奮、不安、眠気、活動性の低下、過活発、攻撃的、内向的など
感情や人格の変化が起こります
5.不随意運動などの神経症状 手の震えなどの神経症状はアルコールせん妄に多くみられます
 
せん妄の原因
 せん妄の原因には、各疾患、加齢、薬、入院・手術によるものがあります。(表2参照)
 
表2:せん妄の原因
1.疾患によるもの 
脳卒中認知症パーキンソン病神経変性疾患髄膜炎脳炎電解質異常、腎不全、癌、甲状腺機能異常、インフルエンザなど
2.加齢によるもの 
高齢者では、若年者では影響のない疾患や薬剤でもせん妄が起こりやすくなります。
脱水、尿路感染症、便秘、インフルエンザ、睡眠不足、ストレス、チアミンビタミンB12欠乏症、
合わない眼鏡や補聴器の使用や社会とのつながりを絶たれることによる感覚遮断など
3.薬の副作用によるもの 
違法薬物の使用や急性アルコール中毒モルヒネ、鎮静薬、睡眠補助薬、抗うつ薬抗精神病薬、抗ヒスタミン薬、コルチコステロイド薬、筋弛緩薬、パーキンソン病治療薬(レボドパ)など。
長期間服用していた薬剤を急に断った時にも症状が出ることがあります。
4.入院・手術によるもの 
特に外からの情報が遮断され、夜間は機械音が響いて不眠となりやすい環境のICU(集中治療室)や、
手術で使用する酸素や鎮静剤の影響、ストレスなど
 
◆0142 脳の老化について(ビデオ日誌)Video Diary by Hiroshi Hayashi 2015-03-13
https://youtu.be/scaTD3OAc44
Hiroshi Hayashi
2015/03/12 に公開
ビデオ日誌「脳の老化について」(2015-03-13)
はやし浩司
2015-03-13
 
老化については私も感じていますが
昔読んだ本では、脳が様々なことで損傷を受ける(化学物質や高血圧、血管の詰りなど)という事以外に
脳の最適化が進んでいくということなのだそうです
若いときは、脳神経の関連付けが薄い語彙などの無意味な情報でもどんどん記憶にためられますが
それを利用する、脳の情報同士の関連性を見つけるといった機能は弱いのです
一方で年を経ると、余分な記憶に関わる脳神経をどんどん捨てていって、最適な行動が取れるように脳を最適化していくので
記憶力は落ちますが、判断力や思考力は伸びるということです
記憶力を脳の機能のものさしとして使うと、衰えばかり目立ちますが
実際には、年老いた脳はどんどん洗練して高機能化しているということなのです
ですから年をとると、年をとった人の脳の使い方をすればよいのだと思います

林先生の着眼点の鋭さは、どう考えても機能の衰えを感じさせませんから心配しなくても良いと思います
幸いにも現代ではインターネットや電子端末であふれていて記憶力を十分にカバーできます

けれど、いろいろなことに興味を失うのはやはり危ないですね
記憶や思考力を高機能に維持したいという欲求は、現在や未来に興味を持つことによって生まれます
年をとって、何もかも終わったと思うと、様々なことに興味を失い、脳を使おうという動悸付けをうしない
日々のルーチンワークだけに脳の機能が最適化されていきます
脳はたくさんのカロリーを使うので代謝が落ちて年をとるほど脳を使いたくないという
欲求に向かっていくということかと私は思っています。
 
左脳と右脳をつなぐ脳梁の機能低下を、強く感じます。
 
お疲れ様です。私は謎の点と線はお手上げなのと、
時間の関係で全ては見れないので興味のあるものを部分的に視聴させてもらってます。
ですがビデオ日誌はいつも楽しみにしてます。
脳のことに関しては、勉強ができる人とそうでない人の脳の違いが知りたいです。
私は海外に行ったことがないので、海外旅行に行くのが夢の一つです。
英語を最近、単語から勉強し始めましたが、これはかなり大変だぞと感じています。
タマネギ論でいえば、登りの頂点はいくつくらいになるんでしょうかね…私は30ですがもう皮を剥き始めているのか
気になりますが、瞬発的な計算や判断能力や対応能力は落ちてきたように感じます。
脳みその退化…怖いですね。
自分で実験して確かめたわけではないので本当かどうかはわかりませんが、アスパルテームは脳に穴を開けてしまうようです。
身の回りのいろんな有害物質によって体も精神も脳も汚染されてるんじゃないかと疑心暗鬼になりますが、
これだけ繁栄の恩恵を受けている身ですから仕方ないような気になります。
 
◆せん妄と認知症の違いとは 原因や症状 | 認知症ねっと
https://info.ninchisho.net/symptom/s80
認知症と間違えられるだけでなく、認知症が原因で症状が出ることもあるせん妄とは、どのような状態なのでしょうか。
認知症との見分け方のほか、症状や原因、予防法などを解説します。
 
せん妄とは、病気や薬の影響、環境の変化などによって意識障害が起こり、混乱した状態のこと。
時間や場所がわからなくなったり、幻覚を見たり、興奮するといった精神症状が出ます。
人格が変わってしまったように感じることもあるでしょう。
暴れたり、周囲に対する暴言や暴力が出ることもあり、治療や看護にも大きな影響を及ぼします。
 
認知症とせん妄の違い
様子がおかしい…これってせん妄?認知症


 
◆0141【ビデオ日誌】 理解されないことの不快感+もどかしさbyはやし浩司(2015-03-11)
https://youtu.be/id-knat8Imc